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CLM HD6
ユーザーガイド
Barco nv Events
Noordlaan 5, B-8520 Kuurne
電話: +32 56.36.89.70
ファックス: +32 56.36.88.24
電子メール: sales.events@barco.com
ホームページ: www.barco.com
目次
1. 安全にお使いいただくために .........................................................................................................4
1.1 一般注意事項 .......................................................................................................................4
1.2 重要な注意事項 ....................................................................................................................5
1.3 リサイクルに関するガイドライン............................................................................................12
2. はじめに .....................................................................................................................................13
2.1 仕様 ....................................................................................................................................13
2.2 プロジェクターパッケージの概要 ..........................................................................................15
2.3 製品の各部名称 .................................................................................................................16
2.3.1 本体 .........................................................................................................................16
2.3.2 コントロールパネル ...................................................................................................17
2.3.3 入/出力(I/O)パネル ..................................................................................................19
2.3.4 リモコン .....................................................................................................................20
3. 本体の設置 ................................................................................................................................22
3.1 プロジェクタの接続 ..............................................................................................................22
3.1.1 コンピュータまたはノートパソコンとの接続 ..................................................................22
3.1.2 ビデオソースとの接続 ...............................................................................................23
3.2 プロジェクターの電源オン/オフ ............................................................................................24
3.2.1 プロジェクターの電源を入れる ...................................................................................24
3.2.2 プロジェクターの電源を切る .......................................................................................25
3.3 投写された映像の調整 ........................................................................................................26
3.3.1 プロジェクタの位置の調整 .........................................................................................26
4. ユーザーコントロール ..................................................................................................................28
4.1オンスクリーン・ディスプレイメニュー .......................................................................................28
4.1.1 OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)メニューの使用 ..................................................28
4.1.2 インプットメニュー ......................................................................................................29
4.1.3 画像メニュー .............................................................................................................31
4.1.4 レイアウトメニュー .....................................................................................................35
4.1.5 ランプメニュー ...........................................................................................................37
4.1.6 整列メニュー .............................................................................................................39
4.1.7 コントロールメニュー ..................................................................................................41
4.1.8 サービスメニュー .......................................................................................................44
5. 付録 ...........................................................................................................................................46
5.1 故障かなと思ったら .............................................................................................................46
5.1.1 画像の問題 ..............................................................................................................46
5.2 LEDインジケータ表 .............................................................................................................49
5.3 警告メッセージ ....................................................................................................................50
5.4 ランプの交換 .......................................................................................................................51
5.5 レンズの交換 ......................................................................................................................52
5.6 互換モード ..........................................................................................................................53
5.7 天井への取り付け ...............................................................................................................54
5.8 欧州連合諸国の場合の準拠声明 ........................................................................................56
CLM HD6
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1. 安全にお使いいただくために
1. 安全にお使いいただくために
1.1 一般注意事項
Notice on safety
この機器は、安全規格 IEC60950-1、EN60950-1、UL60950-1、およびCAN/CSA
C22.2 No.60950-1に基づいて製造されています。これらの安全規格は、電子事務機器
を含む情報処理機器に関する規格です。 これらの規格は、ユーザーや作業者が感電や
エネルギーハザード、可動部への接触によって危険な目に遭わないよう保護するため
に、安全上重要な部品や材料の取付を義務付けるものです。 安全規格はさらに、装置内
部・外部の温度上昇、放射能レベル、機械的安全性と強度、梱体の構造、火災防止対策
等についても制限値を設定しています。 機器が機能不全に陥ったときでも安全性を確保
するため、単一故障シミュレーション試験が実施されています。
設置に関する注意事項
本機の操作を開始する前にこの取扱説明書の内容をよくお読みになり、いつでも参照
できるように保管しておいてください。
設置や事前調整は、バルコ社が認定した有資格者またはバルコ社が承認したサービ
ス代理店にご依頼ください。
プロジェクターの本体上、および説明書内に記載されるすべての警告を必ずお守りく
ださい。
本機の操作および取扱いに関するすべての指示を必ずお守りください。
「公認のサービス技術士」または「公認の技術士」の定義について 適切な技術トレーニン
グを習得し、各種作業の実行に伴うあらゆる危険について熟知するに足る経験を有し、作
業者およびその他の人々に及ぶ危険を最小限に留める手段について知識を有する人を
指します。
所有者情報
製品番号およびシリアル番号はプロジェクターの右側に表示されています。 これらの番
号を以下の空欄に書き留めておいてください。 製品について販売店にお問い合わせいた
だくときは、これらの情報をお使いください。
製品番号
シリアル番号
販売店
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1. 安全にお使いいただくために
1.2 重要な注意事項
感電を防止するために
警告: この機器は、付属の3芯構造のACケーブルを使って接地する必要があります。
付属の電源ケーブルに正しいものが含まれていない場合は、販売店にお尋ねくださ
い。 電源プラグをコンセントに差込むことができない場合は、新しいコンセントの形に
取り替えてもらえるように電気技師にご連絡ください。 接地式プラグを、接地なしで利
用するのはお止めください。 電源ケーブルは、次のルールに従って配色されていま
す。
国際規格のプラグ:
緑/黄色: 接地
青: ニュートラル
茶色: 電源(live)
北米規格のプラグ:
緑/黄色または緑: 接地
青また白: ニュートラル
茶色または黒: 電源(live)
電源コードの上に物を置かないようにご注意ください。 人が歩くときに電源コードに足
が引っかかることのないように、本体の設置場所を配慮してください。 電源コードをコ
ンセントから外すときは、必ずプラグを手に持って引き抜いてください。 コードそのもの
を引っ張らないようにしてください。
この機器を設置するために延長コードを利用するときは、延長コードに差し込まれる
他の機械の使用電力との合計が、延長コードの規格を超えないように十分にご注意
ください。
電源コードは、必ず付属のものをご使用ください。 その他の電源コードは見た目が似
ている場合でも、一緒に使用するための安全性試験を当社にて実施したものではな
いため、この機器と一緒にお使いいただくのはご遠慮ください。 電源コードを交換した
いときは、販売店にお尋ねください。
キャビネットの穴から本体内部に異物を入れないでください。危険な電圧部分に触れ
たり、部品のショートを引き起こす可能性があり、火災や感電のおそれがあります。
本体に液体等をこぼさないようにしてください。 キャビネット内部に液体等が入ったと
きは、電源コードを抜いて、公認のサービススタッフの点検を受けて安全性を確かめ
てからお使い下さい。
雷発生時 - 雷雨等の際は追加的な保護措置として、また保管時や長期間使用しない
場合の保護対策として電源コードはコンセントから抜いておいてください。 雷の発生
や電力のサージによる本体の故障を防止することができます。
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1. 安全にお使いいただくために
怪我等の危険性を防止するために
注意: 高圧ランプは、適切に取り扱わないと割れるおそれがあります。 アフターサー
ビスはすべて、公認のサービススタッフに依頼してください。 ランプケースの分解や処
理は独自に行うのではなく、バルコ社にご依頼ください。
怪我や物理的な損害を避けるため、ランプケースの取り付けや電源コードの接続、ま
た、プロジェクターの調節時は必ずこの取扱説明書や本体に記載された警告ラベルを
よく読んでから実施してください。
怪我を防止するため、プロジェクター本体の重量について十分に配慮してください。 プ
ロジェクターの持ち運びには少なくとも2名必要です。
怪我を防止するため、レンズやその他のすべてのカバー プレートが適切に取り付けら
れていることを確認してください。 設置手順を参照してください。
警告: 高出力光線。 レンズを覗き込まないでください。 高輝度により失明するおそれ
があります。
本機のあらゆるカバーを取り外す前に、本体の電源を切って電源コードをコンセントか
ら外してください。
本機の天井据付作業を行うときは、本体や物体の落下による怪我を防止するため、
立ち入り禁止区域を設定してください。
プロジェクターを吊り下げることを目的として設計されていない構造面にプロジェクター
を設置するときは、必ず構造建築工学技術者にご相談ください。 設置する部分の作
業負荷限界がプロジェクターの負荷を上回っていることを必ず確認してください。
2台以上のCLMプロジェクターを重ねて吊り下げる、または3台以上のプロジェクター
を積み重ねて卓上設置するのはお止めください。
プロジェクター本体の側面の電源入力部分は遮断装置となっています。 本機内部の
パーツを確認するために電源を切るときは、常に本機側面の電源コード接続を切断し
ます。 本機側面の電源コード接続口が手に届かない位置にある場合(天井据付の場
合など)は、本機の電源となるコンセント部分がいつでも手に届く範囲にあるように配
慮するか、またはアクセスしやすい電源遮断装置を固定配線上に取り付けるようにし
てください。
本体を不安定な荷台、スタンド、テーブルなどに置かないでください。 落下により本体
が破損したり、近くの人が怪我をするおそれがあります。
本体を天井やリギングシステムに取り付ける場合、必ずセキュリティチェーンを一緒に
取り付けてください。
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1. 安全にお使いいただくために
警告: 紫外線放射による被曝を防止するために: 光線を直接見ないようにして
ください。 この機器に取り付けられたランプは、ハイレベルの光と熱を放射しま
す。 ランプから放出される光には、紫外線が含まれています。 ランプが紫外
線を放出しているときは、目や皮膚を傷める潜在的な危険性が存在します。
不必要に被曝しないように、十分にご注意ください。 使用者自身とその従業員
がこれらの危険について理解し、どのようにして自分自身を守ればよいかを周
知徹底させてください。 皮膚への被曝は、編み目の細かい衣類や手袋の着用
によって防止することができます。 目への被曝は、紫外線保護機能を備えた
安全眼鏡の着用によって防止することができます。 紫外線だけでなく、ランプ
からは非常に強い可視光が放出されています。目の保護具を選択するときは
この点についても配慮してください。
紫外線への被曝について:一部の医薬品によっては、紫外線に対する人間
の抵抗力を弱める働きをするものがあります。 米国産業衛生専門家会議
(ACGIH)では、1日8時間の労働に対する職業的な紫外線被曝限界を1平方セ
ンチの有効紫外線に対して0.1ミクロワット以下と定めています。 累積的な紫
外線レベルがこのような政府のガイドラインを超えることを防止するため、作業
場の紫外線評価を実施されることをお勧めします。
水銀蒸気に対する警告:プロジェクターをお使いになるときは、以下の警告に
ついて留意してください。 本機内部で使用されているランプには水銀が含まれ
ます。 ランプが破裂した場合、水銀の蒸気が放出されます。 水銀の蒸気によ
る中毒を最低限に抑止するため、以下の点にご注意ください。
-
-
-
ランプが破裂したときは適切な換気を確保し、本機を置いた部屋から脱出
します(特に妊娠している女性)。
本機は必ず、通気性のよい場所に設置します。
ランプの使用寿命が終わる前にランプを交換します。
-
ランプが破裂した後に、頭痛、倦怠感、息苦しい、胸が締めつけられるよ
うな咳が出る、吐き気がするなど身体の不調がみられるときは、医師に相
談します。
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1. 安全にお使いいただくために
プロジェクターの故障を防止するために
空気フィルターを定期的に交換しない場合、本体内部の空気流が妨げられ過熱を引
き起こすおそれがあります。 過熱は、プロジェクターの動作中にシャットダウンを引き
起こします。 (このプロジェクターの空気フィルターは、オプションです)
正しい空気流を確保するため、またこの機器の電磁環境両立性を適切なレベルに維
持するため、また安全基準を満たすため、常にカバーがすべて適切に取り付けられた
状態で使用します。
キャビネットにある開口部は換気用です。 本体の正常な動作と過熱を防止するため、
これらの開口部を塞いだりしないでください。 また、ベッドやソファ、絨毯、またはこれ
に似たような場所に本体を配置すると開口部が塞がれてしまいますのでお止めくださ
い。 暖房器具やヒートレジスタなどの近くやその上に本体を置かないでください。 本
機は、適切な換気を確保できる場合を除き、作りつけの棚や収納部に設置しないでく
ださい。
本機の冷却ファンや本体底部やまわりの空気流を妨げないようにしてください。 本体
のまわり 40cm (16")以内に、綴じられていない書類等を置かないでください。
本機は常に、開口部に十分な空気が入り、冷却システムからの熱い排気が妨げられ
ないような状態で取り付けられるように配慮してください。 排気された熱気が通過する
地点に、熱に弱い物質を置かないようにご注意ください。 本機の後方や約1メートル
(40")の安全距離を置いてください。
本機内部には何も侵入したり落ちたりしないように配慮してください。 万一、内部に液
体や異物が侵入したときは、電源供給を直ちに切断してください。 公認のサービス技
術士による点検を行うまで、本体を操作しないでください。
プロジェクターを吊り下げることを目的として設置されていない構造面にプロジェクター
を設置するときは、必ず構造建築工学技術者にご相談ください。 設置する部分の作
業負荷限界がプロジェクターの負荷を上回っていることを必ず確認してください。
この機器を、水気のあるところで使用しないでください。
レーザー光線に対する特別な注意:高出力レーザー装置を配置している部屋で
DLPプロジェクターを使用する場合、特別な注意が必要です。 レーザー光線が直
接または間接的にレンズに当たると本体のデジタルミラーデバイス(Digital Mirror
Devices™)に深刻なダメージが起きる可能性があるため、このような場合、この製品
の保証は失われます。
この機器を将来搬送する可能性があるときは、元のダンボールや包装資材を保管し
ておくようにしてください。 製品は工場出荷時と同じ方法で再包装するのが最も丈夫
です。
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