2016 年广东暨南大学综合日语考研真题
学科与专业名称:日语语言文学、外国语言学及应用语言学
考试科目代码与名称:708 综合日语
考生注意:所有答案必须写在答题纸(卷)上,写在本试题上一律不给分。
文字・語彙 (25 点)
問題Ⅰ 次の文の下線をつけた言葉は、どのように読みますか。その読み方を、それぞ
れの A・B・C・D から一つ選びなさい。(8×1 点=8 点)
問1 人差指ほどの丈の韮系統の草が、足元でごく地味な淡紫色の花をつけている。
1 人差指 A じんさし
B にんさし
C ひとざしゆび
D ひとさしゆび
2 丈
A けた
B しょう
C たけ
D じょう
3 足元 A あしもと
B そくげん
C あしほど
D あじもと
4 地味 A ちみ
B じあじ
C じみ
D ちあじ
問 2 それはもとより粗雜な、荒削りの、純然たる本能的共産主義ではあったが、それで
もその主張はよく急所に当たって、労働階級の間に有力となり、フランスのカベー、ドイ
ツのワイトリングのような、空想的共産主義を産出していた。
5 粗雑 A そざつ
B そうざつ
C そぞう
D あらざつ
6 荒削り A あれぎり
B あれけずり C あらけずり
D あらぎり
7 急所 A きゅうしょ B きゅうじょ C いそぎどころ D きゅしょ
8 空想 A くうぞう
B くうそう
C からおもい
D そらおもい
問題Ⅱ 次の文の下線をつけた言葉は、どのような漢字を書きますか。その漢字をそれ
ぞれの A・B・C・D から一つ選びなさい。(8×1 点=8 点)
問1 時にはきかいで、時にはこっけいなこれらの仮面は、人間の日常世界をちょうえつ
し、あるいは日常の世界からいつだつした面相をしている。
9 きかい
A 奇魁
B 稀怪
C 奇怪
D 鬼怪
10 こっけい
A 滑稽
B 惚軽
C 活形
D 滑禝
11 ちょうえつ A 上越
B 勝越
C 昭越
D 超越
12 いつだつ
A 佚脱
B 逸脱
C 逸立
D 佚絶
問 2 メラネシアのぞうけい美術を見ていて気がつくのは、白と黒とあかつちいろの3色
をきちょうにした大胆な色彩のはいごうなのだ。
13 ぞうけい
A 像形
B 造形
C 相形
D 造芸
14 あかつちいろ A 垢土色
B 紅土色
C 赤壌色
D 赤土色
15 きちょう
A 貴重
B 基調
C 稀重
D 基凋
16 はいごう
A 配合
B 佩合
C 配会
D 排合
問題Ⅲ 次の 言葉の意味が、それぞれのはじめの文と最も近い意味で使われている
文を A・B・C・D から一つ選びなさい。(9×1 点=9 点)
17 あそぶ・・・これだけの土地をあそばせておくとはもったいない。。
A コンピューターを使って仕事をしているのかと思ったら、あそんでいた。
B 動物の中であそぶのは人間だけだといわれている。
C 使いこなせる人がいなくて、せっかくの機械があそんでいる。
D 子供を通りであそばせるとあぶない。
18 おちる・・・あそこのレストランは、最近味がおちた。
A 兄は就職試験におちて、元気がない。
B 洋服についた口紅は、なかなかおちない。
C 田中君の名前が名簿からおちている。
D 疲れてきたのか、中山選手のスピードがおちてきた。
19 やける・・・本棚の本の背が、日にやけて白っぽくなった。
A 空が真っ赤にやけている。
B あの二人を見ていると、思わずやけてくる……
C 海でやけた肩と背中が少し痛い。
D パンがおいしそうな色にやけた。
20 みる・・・子が親の面倒をみるのは、当然だと思う。
A 何度か話し合いを行ったが、残念ながら意見の一致をみなかった。
B 近所の大学生が子供の勉強をみてくれるので、助かる。
C 出かける前に、車の調子をみてみよう。
D みると聞くとは大違いとは、このことだ。
21 かたい・・・ベテランの俳優たちに囲まれて、彼の動きのかたいのが目立った。
A 試験の時は、とかくかたくなりがちだ。
B この肉は焼きすぎたので、かたくなってしまった。
C 父は頭がかたくて、新しいものには必ず反発する。
D 彼の能力からすると、成功はかたい。
22 ひとつ・・・息子はもう小学生なのに、あいさつひとつ上手にできない。
A 天気もいいし、ひとつハイキングにでも行かないか。
B おっしゃることが今ひとつわからないのですが。
C 田中さんは家事が嫌いで、掃除ひとつしない。
D いくら合唱の練習をしても、みんなの気持ちがひとつにならない。
23 するどい・・・あの子は、年のわりになかなかするどい。
A 筆者のするどい目が、一流の評論につながっている。
B 相手コートにするどいボールを打ち込んだ。
C この件で、両者がするどく対立している。
D 被害者は、するどいナイフのようなもので刺されたようだ。
24 もと・・・あんな人に頼んだのが、失敗のもとだった。
A もとをかけなければ、利益も得られない。
B 何がもとでけんかになったのか、どうしても思い出せない。
C 使い終わったら、もとの場所に返してください。
D 調査データをもとに、議論を進めた。
25 とおす・・・その作家は、生涯独身をとおした。
A 障子をとおして、やわらかい光が入ってくる。
B 夫人が私たちを奥の部屋にとおしてくれた。
C がんばって書いたのに、先生は卒業論文をとおしてくれなかった。
D わが社としては、従来の方針をとおすつもりだ。
文法
問題 Ⅳ 次の文の
にはどんな言葉を入れたらよいか。A・B・C・D から最も適当なもの
を一つ選びなさい。(40×1 点=40 点)
26 彼が
を持ってみんなを説得した。
A 確信
B 確保
C 確定
D 確率
27 あの子は育ちもいいし、美人なのだが少し
が強いのが欠点だ。
A 気立て
B 落ち着き
C うぬぼれ
D 物好き
28 最近
がたまっているようで、すぐいらいらする。
A ストライキ
B ストレス
C ストロー
D ストロボ
29
なければいろいろ事情を聴かせてもらえますでしょうか。
A さしかけ
B さしだし
C さしかえ
D さしつかえ
30 梅雨に入り毎日
天気が続いている。
A 煩わしい
B うっとしい C けむたい
D だるい
31 彼の日記は彼の性格と同様、
字で書かれてあった。
A きざな
B きまじめな C きちょうめんな D きまぐれな
32 軽率に行動してはいけないと言っておいたのに、
失敗した。
A あんのじょう B あしからず C あらかじめ
D ありのまま
33 仕事が早く終わったので友達と町を
してから帰った。
A ぶらぶら
B ふらふら
C ぶかぶか
D だぶだぶ
34 試合に負けて落ち込んでいる友達を励ます
、酒を飲みに誘った。
A かたがた
B べく
C ゆえに
D ならでは
35 年に1度の半額大バーゲン
、これだけ人が多いのも当然だろう。
A とならば
B にしては
C とあれば
D におけば
36 経済的に自立した女性の増加
、女性の晩婚化が進んだと考えられましょう。
A の一方
B ばかりに
C のために
D ゆえに
37 購入したばかりのワープロで手紙を打ったみたが、慣れない
失敗続きで、手で
書く時の3倍の時間を必要とした。
A ここと
B ことすら
C こことて
D ことさえ
38 大雪で電車が遅れた
、授業に遅刻してしまった。
A ためで
B せいで
C うえで
D もとで
39 たとえ給料が
、やりがいのある仕事がしたい。
A 安ければ
B 安かったら
C 安いのに
D 安くても
40 女性の政治家が増えた
、まだごく少数だ。
A というのに
B というと
C というより
D といっても
41 忙しい
日々楽しく過ごしております。
A ことで
B わけを
C ながらも
D ものに
42 友達の家に遊びに行く前に電話しておけばよかった
、せずに出かけてしまい、
行って見たら留守だった。
A ものを
B わけを
C ほどに
D ことに
43 不景気が続いていると
、いつまでもこのような状態のままではないだろう。
A いえばこそ
B いうなら
C いってから
D いえども
44 やはり常務
、さすがに貫禄(*身にそなわっている威厳の意味)がありますね。
A ともすれ
B ともあれ
C ともくると
D ともなると
45 電話ではなく、実際に
からでないと、具体的なご説明はできません。
A お目にかかった
B お目にかかりたい
A お目にかかって
B お目にかかり
46 大学生の就職難の問題は、ひとり本校だけ
、国全体の大学の頭を悩ませている
ことである。
A になく
B になし
C でなく
D でなし
47 あそこの家庭は、母親が朝から酒を飲んで酔っ払っている
ならず、息子まで学
校に行かず、ふらふら遊びまわっている。
A のみ
B だけ
C ゆえ
D ほど
48 近いうちに、ごあいさつ
お宅へ伺いたいと思っております。
A かたわら
B かたがた
C までに
D ながらに
49 先日、学校で運動会があった。長距離の 2000m競争で、近藤さんと山川さんが最後ま
で抜きつ
していたが、結局 2 人同時にゴールインした。
A 抜かれた
B 抜かれつ
C 抜かれず
D 抜かれ
50 彼女は、仕事の辛さを涙
語った。
A かたがた
B ながらも
C なくして
D ながらに
51 冷蔵庫に魚が入っているので、煮る
焼くなりして食べて置いてください。
A なり
B し
C や
D たり
52 さすがに有名なレストランだけあって、料理
食器といい、素晴らしいものだっ
た。
A なり
B といい
C はおろか
D といっても
53 ジョギング
テニスであれ、とにかく体を動かして、運動不足を解消したい。
A である
B であれ
C であり
D であって
54 小川さんは多芸多才でバイオリンも
、乗馬もする。
A ひくと
B ひくなら
C ひいては
D ひけば
55 今朝、時間が
、ベッドにパジャマを脱ぎっぱなしにしたままで、家を出てしま
いました。
A あまったので B すぎたので
C なかったので
D あったので
56 学生時代は学校の寮にいたが、規則
でずいぶん不自由な思いをした。
A ぼっち
B ついで
C めかし
D ずくめ
57 夏の昼下がり、炎天下で、汗
になりながらテニスをした。
A とともに
B っぽく
C まみれ
D ずくめ
58 あのレストランで食事をしたが、店員の態度が不愉快
ものだった。
A 極まる
B 即した
C 伴う
D 基づいた
59 私のような者が会長に選任されるとは、光栄の
です。
A 最中
B 至り
C 契機
D 極まり
60 弟は外で遊ぶのが好きで、家を
最後、何時に帰ってくるかわからない。
A 出たから
B 出たが
C 出ても
D 出たの
61 こと、ここ
至っては、中止せざるを得ない。
A こと
B もの
C はず
D ところ
62 日頃より格別の
を賜り、深く感謝申し上げます。
A ご高配
B ご愚配
C ご拙配
D ご小配
63 先日先生が
研究のことで、お尋ねしたいことがあるんですが。
A ご発表になった B ご発表なった C ご発表した
D ご発表にした
64 その観光地は季節
、いつも楽しめる。
A にわたらず
B を問わず
C を知らず
D にとどまらず
65 ろくに睡眠時間もとらないで勉強し続けるなんて、むちゃとしか
。
A 言いようがない
B 言うこともない
C 言うにしかない
D 言うまでもない
問題Ⅴ 次の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを A・B・C・
D から一つ選びなさい。(20×2 点=40 点)
一、
我々を取り巻く環境について知識を得る日常の仕事は経験である。我々はまず経験によ
って知るのであって、経験は知識の重要な源である。だが経験は単に知識の問題と見るこ
とは種々の誤解に導きやすく、それによっては経験的知識の本質も完全に理解的なもの、
主観的なものと考えたのも、①それに関連している。知識の立場においては、経験に主体
すなわち知る者は心あるいは意識であって、経験はそこに生じそこにあらわれるものと考
えられるであろう。しかしながら現実においては、経験は何より主体と環境との②行為的
交渉として現れる。経験するとは自己が世界において物に出会うことであり、世界におけ
る一つの出来事である。経験はもともと行為的なものであり、経験によって知るというの
も行為的に知ることである。経験するとは自己が環境から働きかけられることであって、
経験において自己は受動的であるといわれるであろう。経験論の哲学が感覚や印象などを
基礎とするのも、そのためである。このように③受動的状態を重んじるのは、対象を自己
に対して働かせようとするものであって、経験論の動機も実証的あるいは客観的であろう
とするところにある。
しかし、経験は常に主体に関係づけて理解される。経験は経験するものの経験であって、
経験する主体を離れて経験はない。経験を主観的なものとした経験論は、この主体を単な
る受動的なものと考えた。しかも実は、単に受動的であっては、客観性に達することも不
可能であったのである。経験は主体と環境との関係として行為の立場から捉えられねばな
らない。④行為である以上、環境から規定されると同時に環境に働きかけてもいる。我々
の行為はただある意味においてのみ環境の刺激によって惹き起こされるに過ぎず、一方、
それが我々の行動を惹き起こす環境を作り出すことを助けるのである。刺激によって生ず
る反応は同時に刺激を変化する。このように、経験する主体は単なる環境に対して反応す
るのでなく、むしろ⑤環境プラス主体に対して反応するのであり、客観的状況と言われる
ものも実は単に客観的でなく、同時に主観的である。
我々は経験の依って環境に適応していく。環境に対する我々も適応は「試みと過ち」の
過程を通じて行われる。この試みと過ちの過程が経験というものである。経験するという
のは単に受動的な態度でなく、試みては過ち、過っては試みるという経験過程のことであ
る。経験という言葉は何か過去のもの、すでに行われたこと、先例に対する引き合わせな
どと理解されやすい。⑥経験論の哲学も経験を「与えられた」もののように考えた。しか
し経験は試みることとして未来に関係づけられている。試みるというのは自由的に、予見
的に行うことであって、このような経験には知性が、その自発的が予想される。⑦自発的
な知性がそこに働くのでなければ、主体的に試みるということはない。経験は試みること
として直接的でなく、すでに判断的であり、推論的であるとさえ言い得るであろう。過つ
ことによってわれわれの知識は本能のように⑧直接的なものでなく反省を経ったものに
なってくる。このように、経験は試みと過ちの家庭を経て、主体と客体とが相互に否定し
あう関係を形成し、対立の統一として⑨経験的知識は成立するのである。
(三木清『哲学入門』より)
66 ①「それ」は何を指しているのか
A 経験は日常の仕事を通じて得ているということ
B 経験的知識の本質が完全に理解されないこと
C 経験は経験する主体の心や意識に依ること
D 経験は本人の意識の重要な源であること
67 ここに言う②「行為的交渉」とはどんな意味であるか。
A 世界でものに出会うこと
B 生じたり現れたりするもの
C 主体的に知る心をもつこと D 世界において発生する出来事
68 経験論の哲学が③「受動的状態」を重んじる理由を正しく説明しているものはどれか。
A 経験を客観的にするためには、経験する主体が能動的にすることをできるだけ排
除する必要があるからである。
B 働きかけられ、環境から規定される受動的状態にある経験でなければ、客観的な
ものになりえないからである。
C 経験とは、自己が環境から働きを受けて心や意識に生じ現れるものなので、本来
受動的なものだから。
D 経験論の哲学が基礎とする感覚や印象などは、環境の刺激を受けて受動的に生じ
るものだからである。
69 ④「行為である以上」の意味を最も正しく説明している言葉はどれか。
A 行為であればこそ
B 行為であればあるほど
C 行為である限り
D 行為であるからには
70 ⑤「環境プラス主体に対して反応する」とはどういう意味か。
A 環境の刺激に対する受動的反応するだけでなく、主体が意思を持って積極的には
反応するという意味。
B 経験するとは経験する主体を離れて経験はないというので、環境プラス主体に対